sXGPの基本知識
- 涼 徳富
- 2025年12月30日
- 読了時間: 2分
更新日:2025年12月31日
PHSの終焉を背景に、多くの病院でスマートフォンを活用した内線通話への移行が進んでいます。その中で、医療現場向けの新たな選択肢として注目されているのが sXGP です。
本記事では、sXGPの基本情報と特徴を分かりやすく解説します。
sXGPとは何か?
sXGP(shared eXtended Global Platform) は、
日本国内で利用できる プライベート(構内)LTE方式の無線通信規格です。
sXGPのポイントその1
通信方式・通信技術は国際規格であるLTE(4G)そのものです。すなわち一般的な携帯キャリア(例えばドコモ)の公衆LTEと同じ通信方式・通信技術となります。
sXGPのポイントその2
電波利用の制度上は、Wi-FiやBluetoothと同様に免許不要として位置づけられており、誰でも、どこでも sXGP の電波を発射・利用することが可能です。
なお、ローカル5Gは免許申請が必要であるのに対し、sXGPは免許申請を必要としません。
sXGP制度の希少性
LTEの通信方式・通信技術を、民間企業が免許不要で自由に利用できる制度は、世界的にも非常に珍しいものです。多くの国では、LTEの電波発射は携帯通信事業者に限定されています。このような点から、sXGPは日本ならではの、非常に革新的で優れた電波利用制度であると言えるでしょう。
sXGP電波の周波数と帯域幅
2.4GHz帯や5GHz帯のWi-Fiは、聞いたことがある方も多いと思います。
無線通信では、あらかじめ 「どの周波数を使うか」「どれくらいの帯域幅を使うか」 が決められています。
sXGPで使われている電波は、以前PHSで使われていた周波数帯を引き継ぐ形で利用されています。帯域幅は 5MHz と 10MHz の2種類が定められております。

上記グラフの F0、F1、F2、F3、F21 は、sXGPで使用される周波数帯と帯域幅を示しています。
sXGPの通信速度
sXGPは使用できる帯域幅が限られているため、高速通信向けではありません。
WiFiと比べて安定性と信頼性に優れた通信方式と言えるでしょう。
5MHz帯域幅(F0,F1,F2,F3)利用の場合、最大速度DL 19 Mbps / UL 6Mbps
10MHz帯域幅(F21)利用の場合、最大速度DL 37 Mbps / UL 14Mbps




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